<耐震等級3のススメ> 耐震等級3は必要
平成28年4月に発生した熊本地震では、内陸の活断層の活動により、 前震と本震が発生し、ともに震度7が観測されました。
特に本震では、 平成7年の阪神・淡路大震災を上回る強さの地震動がみられました。
その建物被害の総数は、一部損壊まで含めれば約19万棟でした。
旧耐震基準に大きな被害、 新耐震基準適用のなかでは2000年以降が被害小。
とりわけ大きな被害が生じた益城町中心部では、建築物被害の悉皆調査が実施されました。
結果 、木造住宅にあっては、新耐震基準以前の基準で建てられた、いわゆる旧耐震基準の住宅の被害率が顕著に大きく、新耐震基準導入以降のものでは、接合部等の基準が明確化された 2000年以降の住宅の被害率が、それ以前(新耐震基準適用)の住宅の被害率と比較して小さいことが分かりました。

2000年以降の木造住宅であっても、ごくわずかですが倒壊・崩壊や 大破がみられました。
しかしこれらの倒壊・崩壊の半数以上は接合部の緊結が不十分、敷地崩壊や基礎傾斜等の原因が確認されています。
一方、悉皆調査区域内又はその周辺での住宅性能表示制度を活用した木造住宅のうち耐震等級3のものは、ほとんどが無被害、他は軽微又は小破の被害でした
耐震等級とは・・・
国が定める住宅性能表示制度により、建築物がどの程度の地震に耐えられるかを示す等級。
耐震等級は、建築基準法(2000年基準)の耐震基準相当で「等級1」、
その1.25倍なら「等級2」、1.5倍なら「等級3」の3つの性能レベルが設定されています。
建築基準法レベルの等級1では、極めて希に発生する大規模の 地震動に対して、倒壊・崩壊はしないことを求めるものの損傷する可能性はあるため、被害をより軽微とするためには、熊本地震の被 害状況を踏まえ、耐震等級3とすることが有効と考えられます。
住宅供給事業者が果たすべき役割とは・・・
お客様の予算によって味を変えて出すお店にいきますか?
・とても美味しいラーメン¥1,000円
・普通の味のラーメン¥700円
・あまり美味しくないラーメン¥500円
「提供する側が最高ランクの仕様で、高額になり過ぎないよう努力して提供するべきではないでしょうか?」
構造塾を主宰される「株式会社M’s構造設計」 佐藤実 代表の言葉です。
とても興味深い話をされています。ぜひご覧下さい。
これまでに地震予知ができた事例は一度もない。
「地震はない」と思われていた関西で95年に阪神大震災が起こると、政府は「予知」から「予測」へ方針転換しました。
観測網を強化し、2005年からは地震学者の研究成果を集め、今後30年以内に震度6弱以上の揺れが起こる確率を示した「全国地震動予測地図」を発表、ほぼ毎年改定してきました。
■今後30年間に震度6強以上の揺れに見舞われる確率 (平均ケース・全地震)
(2019年1月修正版)

いつどこで起こってもおかしくない地震に対し、備えておくことは必要ではないでしょうか?
新築引き渡しの翌日地震がきて住めなくなったら・・・
熊本地震は耐震等級3レベルなら、安全性が格段に高まることを示す貴重な実例を示しています。
このレベルの安全性を満たした住宅が、もっと増えることを期待しています。
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